実家を建て替えたいけどお金がない！費用をおさえて建てる方法を紹介

実家の建て替えを考えているけれど、お金がないので予算の心配が先立ってしまう…そんなあなたのために、費用を抑えながらも理想の家を実現する方法をご紹介します。お金がなくて諦める前に、賢い工夫で夢の新居を手に入れましょう。

家を建て替えるときに必要な費用

家を建て替えるときに気になるのは総合的な費用です。ここでは、おおよその費用を算出します。

解体費｜約175万円

家の構造が木造の場合の解体費は、約4万円前後/坪、鉄筋コンクリート造の場合は、約7万円前後/坪といわれています。

国土交通省の「我が国の住生活をめぐる状況等について H30」では、解体費の平均は50坪175万円。さらに以下の要素があると解体費がアップしやすいです。

解体業者の選別も重要です。異様に安い業者は不法投棄などの不正をしているケースがあります。解体費を数社比較して、費用の詳しい説明ができる業者を探しましょう。

建築費｜約3,299万円

国土交通省が発表している「住宅市場動向調査 R3」によると、建て替えるときの費用平均は約3,299万円といわれています。二世帯住宅を建築した場合は、平均よりアップする可能性があるので注意してください。

建築費用は、延床面積や使用する建材、間取りによって変わります。ローコスト住宅を選択したり、コスト削減しながら建築すれば、平均よりも安くすませられるでしょう。

費用をおさえて実家を建て替える4つの方法

お金がない場合、費用をおさえて実家を建て替えたいですよね。ここでは建築費用を節約するポイントを紹介します。

①シンプルな間取り・外観にする

シンプルな間取りや外観にすることで、コスト面で多くのメリットがあります。シンプルなデザインは工事費をおさえられるうえに、材料費の削減にもつながります。

工事の手間が少ないので、工期を短縮しやすいのもメリット。外壁や屋根などのメンテナンス費用がおさえられるので、維持費削減にもなるでしょう。

リフォームをしたいと考えたときも、改築しやすいのでコストをおさえやすいですよ。無駄なスペースを省いた設計にすれば、暖房効率がアップするので、光熱費削減にもなります。

②解体・建築を同じ業者に依頼する

解体と建築の両方を一つの業者に依頼することで、全体の見積もりが一元化されます。その際に、割引や特典が受けられる可能性があるので要チェックです。

また、解体した際に出る廃材を、実家を建て替えるときに再利用することで、コストをおさえられるというメリットがあります。管理費も別々に頼むより安くすむ場合があります。

ただし、解体をしていないハウスメーカー・工務店もあるので、お金がないときはしっかりと相談して決めるようにしましょう。

③自治体の助成金を利用する

実家を建て替えるとき、国や地方自治体、団体などから提供される助成金・補助金が出る場合があります。

建て替えを検討する際には、上記のような助成金や補助金の情報をしっかりと調査することが重要です。国や地方自治体、関連団体の公式ホームページや窓口を利用して、最新の情報や申請方法を確認しましょう。

④ローコスト住宅で建築する

ローコスト住宅とは、建築費や維持費を低く抑えることで、手頃な価格で建てられる住宅を指します。効率的な建築技法で家を建て、大量仕入れや標準化した建材を使用することでコストをおさえます。

間取りや設備の自由度が低くなりますが、お金がない人にとっては心強い住宅です。丁寧なアフターフォローがあるハウスメーカーや工務店を選ぶのがコツ。実家を建て替えるときは、ぜひ選択肢にいれましょう。

おすすめのハウスメーカー5選

コストをおさえたい、けれどもバリアフリー化したいという人に向けて、おすすめのハウスメーカーを紹介します。ハウスメーカー選びの際に、ぜひ参考にしてみてください。

①タマホーム

坪単価	34.0万円～75.0万円
参考価格	98.12平米（平屋）/1,500万円～1,999万円
保証・サポート	長期保証・無償点検・延長保証・有償工事
住宅性能	耐震・高気密/高断熱・省/創エネ

タマホームは、ローコストで住居を建て替えるハウスメーカー。高齢者向けのバリアフリー設計と、コストダウンをしたい人におすすめです。特に「大安心の家」シリーズは、バリアフリー設計に力を入れたプランニングができます。

②アイフルホーム

坪単価	40.0万円 ～75.0万円/坪
参考価格	99.25平米（平屋）/2,000万円～2,499万円
保証・サポート	長期保証・無償点検・延長保証・有償工事
住宅性能	耐震・高気密/高断熱

アイフルホームは、豊富なプランから建て替える住宅を選べるハウスメーカーです。高い耐震性能と、高気密・高断熱などの高性能な住宅機能を選択できます。

フットライトやWソフトモーションの引き戸など、15個の安全仕様を取り入れることで、バリアフリー化を実現。ローコスト住宅のなかでは価格は中間くらいですが、最長30年の長期保証や最長60年の継続点検などの充実したアフターフォローが受けられます。

③パパまるハウス

坪単価	38.6万円～46.9万円/坪
参考価格	37.3坪/1,773万円
保証・サポート	長期保証・無償点検・延長保証・有償工事
住宅性能	耐震・高気密/高断熱・省/創エネ

④ヤマダホームズ

坪単価	49万円～90万円/坪
参考価格	165.5平米/50坪/2,500万円～2,999万円
保証・サポート	長期保証・無償点検・延長保証・有償工事
住宅性能	耐震・高気密/高断熱・省/創エネ

ヤマダホームズは、「ヤマダ・ウッドハウス」と60年以上の実績をもつ「ヤマダ・エスバイエル」が統合して生まれたハウスメーカーです。

ヤマダグループのネットワークと、「ヤマダ・エスバイエル」でつちかった長年の経験を活かしコストをおさえた建築が可能。壁のコーナーを丸くするRコーナーや、フラットな床など、さまざまなバリアフリー設計が取り入れられます。

⑤クレバリーホーム

坪単価	50万円~78万円 /坪
参考価格	104.13平米（31.4坪）/2,000万円～2,499万円
保証・サポート	長期保証・無償点検・延長保証・有償工事
住宅性能	耐震・高気密/高断熱・省/創エネ

クレバリーホームは、フランチャイズ経営を活かすことでコストをおさえます。オリジナルの部品を作成することで、性能を維持しつつ住宅の低価格化を実現しています。

メンテナンスがしやすく、機能的に優れたタイル外壁が標準装備なのが特徴。二世帯住宅や平屋など、バリエーション豊かなプランから設計が可能です。

お金がないときは工夫して実家を建て替えよう

実家を建て替える際、お金がないゆえに予算の制約に悩む方は多いでしょう。しかし、適切な計画と工夫をすることで、限られた予算内での建て替えることが可能です。ローコスト住宅を選択肢にいれれば、さらにコストをおさえられます。夢の新居を手に入れて、快適な暮らしをしましょう。