老後の家づくりで後悔した10の事例|失敗から学ぶ理想の住まい

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老後に快適な暮らしをするためには、家づくりの計画が重要です。しかし、多くの人々が家づくりの過程で失敗を経験しています。この記事では、老後の家づくりで後悔した10の事例と、それを避けるための対策法を紹介します。

目次

スペース・設計の後悔5つ

悩む女性

老後のことを考えずに設計すると、思わぬトラブルが発生してします。ここでは、老後に後悔してしまったスペース・設計の事例を紹介します。

①車イス置き場を用意すればよかった…

老後の生活を考えると、車イスが必要になることが考えられます。しかし、多くの家では車イス置き場を用意していないため、家の中での移動が困難になるケースがあります。

車イスを使用する際にスムーズに移動できるように、十分なスペースを確保することが重要です。特に、玄関に乗り換え用の車イス置き場をつくればよかったと後悔する事例があります。

出入り口に十分なスペースを確保し、車イスの収納場所を設けましょう!

②土間収納がなくて玄関が散らかる…

玄関は家の顔とも言える場所ですが、土間収納がないと靴や傘などの小物が散らかってしまいます。土間収納を設けることで、玄関をすっきりと保つことができるでしょう。

土間収納をつくるスペースがない場合は、造作で小物入れスペースをつくるだけでも変わりますよ。

③キッチン幅を広くすればよかった…

狭いキッチンは、作業スペースが限られてしまい、スムーズな作業ができなくなります。キッチンの幅を広く取ることで、快適な料理空間を確保することができますよ。

老後のことを考えた場合、シンクの下にスペースを空けておくと、車イスのままでも作業がしやすいです。

キッチンの設計段階で、家事の動線を考慮し、十分なスペースを確保!

④寝室にできる部屋が1階にあれば…

老後になると、階段の昇降が困難になる可能性があります。1階に寝室を設けることで、足が不自由になっても生活や介護がしやすくなるでしょう。

1階で生活が完結できる設計が理想的!

⑤手すりをもっとつければ移動しやすかった…

階段や廊下など移動が多い場所には、手すりを設置することで安全に移動することができます。家の中での移動は、老後の生活のかなめ。ふらついたり、転倒しそうになったときのケガ防止に役立ちます。

濡れて転びやすい浴室や水場に手すりがあると安心感が増しますよ。

移動の多い場所や、滑りやすい場所に手すりを設置しましょう!

設備の後悔5つ

落ち込む男性

設計時に設備を気にすることで、日常生活の質がアップします。ここでは、設備の後悔を5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

①靴箱をオープンにすればよかった…

靴箱をオープンにすることで、靴の出し入れがしやすくなります。扉がついていると、車イスなどを利用したときに不便に感じることが多いです。

来客に靴を見られたくない場合は、収納ケースを利用するといいでしょう。

オープンタイプの靴箱を選ぶか、老後になったら扉を取り外してオープンにしてみましょう!

②もっと明るさを取り入れれば…

自然光を取り入れることで、家の中が明るくなり、気分も良くなります。窓を多くすると断熱性が落ちる場合があるので、高断熱・高気密の家に設計するといいですよ。

大きな窓や、天窓を設け、自然光を積極的に取り入れよう!

③玄関スロープをもっとゆるやかな方が楽だった…

玄関のスロープは、車イスや歩行器を使用する際に大切です。ゆるやかなスロープを設けることで、移動がしやすくなります。勾配12.5%以下が理想的ですが、玄関の高さによってはスロープが長くなるので、注意してください。

スロープを取り入れるために、玄関付近は余裕をもって設計しましょう!

④洗面の排水パイプがヒザに当たる…

ヒザに当たる位置に排水パイプがあると、車イス使用時にぶつかってしまい、不便を感じる場合があります。設計時に車イスが入るだけのスペースがあるか、きちんと確認をしてください。

排水パイプは、できるだけ奥に設置しましょう!

⑤ベッドサイドのコンセントが少なくて後悔…

ベッドサイドには、スマートフォンや読書灯、電話など、多く様々な電化製品を使用することが考えられます。しかし、コンセントが少ないと、デバイスを同時に充電することが難しくなり、ストレスを感じる可能性があります。

ベッドサイドのコンセントの数や位置をしっかりと考えよう!

設計段階から老後のことを考えよう!

仲の良いシニア夫婦

老後の家づくりでは、後悔しない間取り・設備を心がけましょう。特に、老後の生活を快適に過ごすためには、家の設計や設備の選択に注意が必要です。事前にしっかりと計画を立て、必要な設備やスペースを確保することで、快適な老後の生活を実現できます。

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